虫歯治療

虫歯治療

みなさんも心当たりがあると思いますが、日本では子供のころから「歯磨きをしなさい」と何度も言われて歯磨きが習慣化されています。

しかし現実は、日本は先進国の中でも「虫歯が多い国」として知られ、30歳までに1人平均10本は虫歯、または虫歯治療を必要とし、45歳頃までには歯の半分が虫歯になっているという統計が出ています。

気を付けていてもなぜ、虫歯になってしまうのでしょうか。

虫歯とは?

虫歯を簡単に説明すると「酸によって歯が溶かされる病気」のことです。

その原因となるのは、「ミュータンス菌」という細菌です。このミュータンス菌は口の中の糖分によって活発に働き歯垢を作ります。

歯垢の中には歯を溶かす酸が含まれており、これによって虫歯が進行していくしくみになっているのです。

チョコレートや飴を食べると虫歯になると言われる理由は、ここにあります。

虫歯の進行状況を学ぶ

虫歯はどのように進行していくのでしょうか。

みなさんは痛みを感じて虫歯になったに気づかされることが多いと思います。でも実は、初期の虫歯は痛み、つまり自覚症状がありません。

虫歯の進行具合はCO、C1、C2、C3、C4と5段階に分けられ、初期はCO。

歯の表面のエナメル質が溶けはじめて白く濁っている状態ですが、まだ歯に穴は空いていないので、痛みがないのです。

虫歯になってしまう原因は?

「歯質の弱さ・食事の内容・細菌の量や種類」の3要素に「時間の経過」が加わることで、虫歯になってしまうと言われています。
磨き残しなどによる歯垢(プラーク)の塊の中に含まれている細菌(ミュータンス菌)が含まれています。そして食事で摂取した糖分やタンパク質をその細菌が分解する際に排出する酸が、エナメル質・カルシウム・リンなどからなる歯を構成する成分=歯質を溶かすことで、虫歯ができてしまうのです。
歯磨きをしていない、甘いものをたくさん食べていても虫歯になりにくいという方は、溶け出した歯質を元に戻す働きのある「だ液」の力が強かったり、もともと持っているお口の細菌量が少ない性質を持っているのです。

  • 歯質

    象牙質・エナメル質・セメント質といった成分で構成されている歯質の強さ(虫歯菌への抵抗力)は一人ひとり異なります。
    再石灰化(歯を健康な状態に戻す)を促進する「だ液」の分泌量を増やすためによく噛んだり、フッ素を塗布することなどで、歯質を強化することができます。

  • 糖分

    食後のお口の中は酸性に傾き、酸の影響で歯が溶けやすく虫歯になりやすい状態になります。
    その状態が常に続いていると当然虫歯になりやすくなります。だらだら食いを控え、砂糖の少ないおやつを選択するなど、バランスの取れた食事を心がけることで虫歯になりにくいお口にしていきましょう。

  • 細菌

    歯石には細菌が多く含まれています。
    歯磨きでは落とせない歯石を除去するために定期的に歯科医院でメインテナンスを受けることが大切です。プロケアでお口のクリーニングをして、口内の細菌量を減らせるよう心がけましょう。また細菌の活動を抑制するフッ化物やキシリトールを利用することも効果的です。

“痛みがなくなった”からと放置していると…

上記の通り、神経が死ぬと痛みを感じなくなります。そこから細菌や膿が歯根の先にたまっていくと炎症が起き、硬いものを噛んだりした時に痛みや違和感を覚えるようになります。まれにですが、そこから細菌が侵入して全身に害を及ぼすことも。そうならないために予防を徹底し、虫歯なってしまった時は早期に治療できるよう、定期受診しましょう。